出張の移動時に「奇跡のりんご」を読んだ。
幸いにもテレビを見ていなかったので、全くの予備知識無しで読むことができ、主人公の「木村さん」の無農薬栽培への壮絶な戦いに触れる事ができた。
主人公が無農薬栽培に行き詰まり、自殺を決意し山に入った時、どんぐりの木が元気に繁っている姿に疑問を感じ、自分の畑と違うその土の柔らかさから、自分が「木ばかりを見て土に気付かなかった」事を知り、自殺する事も忘れて自分のりんご畑に走る行に、私たちも自分の仕事に同じ過ちをしているのではと考えさせられました。
我々の在り方、仕事の捉え方、どんぐりの木を見て考えたい。