今回のリフォームは、奥様の退職に併せて水廻り(浴室・洗面・トイレ)+玄関サッシのリフォームです。
当初より段階的に退職後を使いやすい住まいにしたいとのことで、今回の内容だけでなく、将来的な要望も盛り込んで検討させていただきました。次回のキッチンリフォームでは、現在の独立型のキッチンでダイニング側と閉鎖的なため、壁を取り払って明るくオープンなキッチンにしたいとの希望。そのためには、筋交いの入った壁を取り払わなくてはならず、そのプランまで盛り込んで耐震診断を行いました。
診断ソフトで検討してみると、今回の工事で浴室に耐力壁をを補強することで耐震性がクリアできるので、将来のために今回補強することとしました。
まず浴室
25年前のユニットバスですが当時は断熱材も入っておらず冬とても寒いお風呂でした。ですので、お嫁に行かれた娘さん家族は「風呂が暖かくならないと、実家のフロには入らない」と宣言されてしまったとのこと
洗面所はドラム式洗濯機が場所を取るため、脱衣スペースが手狭になっていました。また、洗面所の外にある階段下の物入れが奥が深く使いにくい上に廊下が暗いので、併せて何とかならないかと言うご希望でした。
下の写真に写っているご主人の前が階段下の物入れですので、廊下右手の壁の中が物入れとなります。
トイレは従来型の手洗い付便器。奥様が手洗い器を別に付けたいとのご希望と、やはり寒いので寒さ対策をご希望されました
お風呂の施工では、高断熱のシステムバスを採用しましたが、外壁面はしっかりと断熱材を施工しています
窓も、単板のガラスでしたので、換気暖房機付のユニットバスに併せて、窓も断熱サッシに取り替えています。
階段下の収納
解体して、洗濯機用の給排水工事をしています。
このように、階段下収納をオープンにして洗濯機置き場として活用できました。また、壁を取り払ったことで、玄関からの採光が廊下まで入り明るい廊下にすることができました。
洗面所の窓も断熱サッシに交換しています。洗濯機が無くなったことで、ゆったりとした洗面治なっています。
トイレは、タンクレストイレと手洗い器を別に設け落ち着いたトイレに。窓も断熱サッシに交換して寒さ対策しています。
玄関サッシは着工前
から完成写真
以前は、窓枠を取らないと施工できませんでしたが、現在は窓枠そのままで一日で取替ができます。
今回のポイントは、
1.段階的な計画を踏まえて、耐震診断に基づいた施工を行ったこと
2.寒さ対策を十分に行ったこと
3.階段下のスペースを活用したこと
以上ご紹介を終わります。