耐震補強工事が進行していますので、その状況をご紹介します
耐力壁となる部位が束木で布基礎が無いため、その部位に基礎を作ります
配筋をし
型枠を立て、コンクリートを打設
布基礎が完成
これで、柱にかかる圧縮荷重を地盤が受け、また引き抜き力に対して土台を基礎に緊結したことで抵抗することができます。
そして、柱と土台を所定の金物を施工することで柱にかかる引き抜き力に抵抗できます。
先般起きた能登半島地震でも、柱頭柱脚が外れることで軸組が壊れ倒壊した建物が多くありました。阪神淡路大地震以降2000年の建築基準法の改正により、柱頭・柱脚金物の設置が義務化されたことで、2000年以降建てられた建物の被害は殆ど無いとの報告です。
この柱頭・柱脚金物の施工は耐震補強の大きなポイントの一つです
そして耐力壁として認定されている壁材を、認定を受けた受材に所定の釘(CN50)を外周100mmピッチ、中通150mmピッチで施工することで、壁倍率3.7倍の耐力のある壁となります。
今回は仕上がってしまうと見ることができない、耐震補強の実際をご紹介しました。