淘汰

今日、業界団体でいつもお世話になっており、この業界では知恵者で知られている業界紙のF編集長がリフォーム業界の現状について以下のように書いておられます。
以下原文
「建設業をはじめ工務店、設備、内装、左官、電気工事、塗装、その他の専門工事業が軒並み10%以上減っているのですが、そこから専門の「建築リフォーム工事業」へ転業するところや新規参入組みなどで、リフォーム業者が大幅に増えたと見ることができると思います。だからブームといわれ市場は拡大したかに見えて、競争が激しくなったり成績が思ったほど上がらなかった理由は、こうした業界の構造変化をかぶせてみると見えてきそうです。ただ現実には、統計に分類される専門的な業種の「建築リフォーム工事業」だでなく、木造建築工事業や建設業、他の専門工事業者も積極的に参入してきたので、リフォームを業務内容にして営業展開しているところは、統計で見えている1万業者の倍、2万業者程度がリフォーム業界の実数でしょう。」
要は、従来の建設業の業者の数は減少しているが、リフォーム業への転向や新規参入が増えて業者数が大幅に増えている。統計では1万社と言われているが実数は2万社ではないか。と言う事です。
そうすると、リフォームの市場が拡大しているのなら兎も角、そんな訳は無い訳で、自ずと競争が激化している現実が見えてきます。
改めて自社の優位性が技術力や施工実績や体制などで裏付けされているか問われています。
積極的に住宅の性能を高める技術を取り込みつつ、施工品質を高める努力を続ける事がこれからやってくる大競争期に生き残る術と心得なくてはなりません。
淘汰するのかされるのか、それは今以上に信頼に値する企業へと進化するのみです。

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コメント

  1. ヤマコー より:

    まさにおっしゃる通りですね。会社の中はすべてコスト。お客様がコストを負担してくれなくなったところが倒産ですから、いかにお客様の満足度をあげ、信頼を得るか、ですよね。がんばりましょう。