廃れる棚田

一昨日、山間の集落の現場に行った際に、高台にあるお宅から見渡してみると、棚田が目に入ります。
が、良く見ると田植えをしていない田んぼばかり
16年前このお宅の工事でお邪魔した時は夏真っ盛りで、青々とした田んぼが広がり、夕方ともなるとカエルの大合唱で賑やかだったことを思い出します。
本社事務所から車でほんの15分ほど山間に入った所ですが、高齢化が進み米作りもままならなくなった現実が垣間見えます。
今工事をさせていただいているお宅も、最近奥様を亡くされ、ご主人もお体が少々ご不自由なため毎日車で20分ほど離れたところに居られる娘さんが食事のお世話に来られています。
私の2年先輩はしっかりと仕事をしながら受け継いでおられ、身内が食べる米は手作りと言う自給自足。でも、米作りは大変なので、いつまでできるやらとつぶやいておられます。一方、廿日市店の太田君の実家は工務店だったのですが、今では機械化を進めて米作りができなくなった田を借りて、手広く米作りをされています。
やはり、機械化が難しい棚田などは風景としては素晴らしいのですが、人手による米作りは高齢化で廃れることは仕方が無いことかもしれません。
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