愛着

先日、81歳になる父親と食事をしていると、「家の裏の斜面にかずら生えて、ワシが元気なら取るんじゃが~」と、暗に何とかしろとの事。
私が日曜日に、地区の一斉清掃で近くの草刈を知るのを見ていたのか、以来、趣味の畑から見上げると気になるようだ。
思い起こせば、終戦の時にこの裏が山崩れ、引き揚げてきた父は、祖父と二人で整地したそうで、今では急傾斜対策をした斜面にも思いがあるのだろう。
理由は忘れたが、祖父が生前裏山に人が勝手に入る事を禁じ、竹でバリケードを作り、入る人を制限した事があるなんて話も聞いた。
今では、裏山の上には400世帯もの住宅があり、今では遠い昔話のようだが、父も祖父もこの土地に深い愛着があるのだろう。
かずらが生えている斜面には藤も生えており、5月にはきれいな花を咲かせてくれる。近所の人は「藤棚を作ったらえかろう!」なんて勝手な事を言うが、急な斜面なので、私には手が出せない。と言うより、まだ余り興味が無い。
従って、危険は冒さず、親父の気に入るようプロに頼むとしよう!
これじゃあ、私には、この土地に対する愛着が沸かんなあ~
 

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コメント

  1. 千成 より:

    その通り!
    人間は犬と同じで、手でぺったんぺったんと
    跡を記すことで、愛着を感じるものなので
    そのハンドマークが希薄になったときに
    愛情も薄れていくものだよ。
    いい例が、君とおかあちぁんの関係だよ。
    ハンドマークが付かなくなると
    希薄になって空気のような
    存在になるだろう。

  2. 河野 より:

    ちゅう事は、千成さん夫妻は空気のような関係って事ですな!
    たまには、ハンドマークを付けてあげたらいかがですか。