耐震診断で筋交のチェックは大変難しい作業です。
天井裏からのチェックでも、押入れなどの点検口から近い筋交はチェックできますが上に2階があって離れている筋交などを目視でチェックすることは不可能です。勿論床下ももぐりますが、都合よく確認できるのはほんの僅かです。
そこで、寒い時期や暑い時期など、室内と外との温度差が大きい時に役に立つのが赤外線カメラ
室内と外との温度差が大きければ、その間にある構造材が温度差を生み、カメラで写すと見えてきます。
そこで、昨日依頼を受けたお宅の外回りを写し確認をしてみましたら、確認申請の図面と照らし合わせて、下の写真のように薄らと確認することができました。
もう少しはっきり分かればいいのですが、天井裏から確認するよりも確かですし、より正確な診断ができますので、有効な手段だと言えます。
昨夜は我が家のリフォームした室内を見てみると、元窓だった壁が低い温度を示しており、十分な断熱ができていないことなど分かりました。
今の時期ですから、耐震はもとより、断熱の診断にしっかりと活用したいですね。