築年数28年と水廻り機器が古くなったのでリフォームで一新することに併せて、無理のない範囲で耐震補強をしたいとのご希望でした。
ですので、耐震補強に関しては施工前の評点が0.4程度を、小規模な施工でできる柱頭柱脚の補強を行うことで、0.98まで上げることができました。次回のリフォームで再度耐震補強を行うことで1.0以上にできる計画です。
まずは着工前を見ていきましょう
浴室はタイル張りですが、本当にきれいに使われていました。
ただ、寒い!
トイレも水量の多い旧型で、内装も劣化しています
キッチン
浴室の施工では
寒さ対策に外壁面に断熱材を施工しています。
そして、完成は
暖房機付で、入口も安心な引き戸にしています。
トイレも、最新の節水型トイレにして、内装も一新
キッチンも壁面をパネルに替えてスッキリです。
耐震補強は柱頭(柱と梁・桁)柱脚(柱と土台)に指定の強度持った金物で緊結することで地震に対して柱と横架材(梁・桁や土台の事)を外れにくくなります。
この写真は柱脚
柱頭は
柱頭柱脚の補強は壁を大幅に壊すことなく施工できるのが利点です。
そのためには、事前に耐震診断を行いその部位に求められる強度に即した金物を取り付けることで、耐震の評点が上がります。
勿論、耐力壁を増やすことで大幅に評点を上げることができますが、施工範囲や予算とのことも考慮して、段階的に安心な住宅にすることが現実的な耐震補強だと考えます。