キリンビール高知支店

先日、広島駅で時間があったので書店で本を物色していたら「キリンビール高知支店の奇跡」と言うタイトルが目に飛び込んできました。
ん?パラパラとめっくてみると、アサヒビールにシェアを逆転されたキリンビールが高知支店からV字回復した話。
一時は、断トツのシェアを誇っていたキリンビール
どういう事かと買い求め、昨日の帰りの飛行機で一気に読んでしまいました。
分かりきっている事ですが、業績が悪くなるとその原因を何かに求め、それが市場だったりライバルだったりとなる。
キリンビールもアサヒビールがスーパードライを発売して徐々にシェアを落とし、ついに首位の座を明け渡してしまう。
挽回しようと本社は各出先に色々な施策を指示するが、これまで長らく首位の座にいたため、そうそう動きを変えれるものではなく、空回り
一番業績の悪い高知支店の支店長として赴任した筆者は、本社の指示はさておき、「キリンビールはなぜ存在するのか」「お客様に喜ばれることは何か」と言う、理念・原点に立ち返り、高知と言う風土に即した営業展開を行うことで、徐々に業績が回復し、スタッフが生き生きと働く組織へと転換することができた。
そして、これを全国へと広げ、再びキリンビールは首位の座を奪還する。
改めて、企業の問題は内なる内部要因であることがよく分かります。
ゲイナンハウスはなぜ存在しているのか?
私たちは何のために働いているのか?
何をしたらお客様に喜ばれるのか?
最近、自分の頭の中でなおざりにしていた大事なことを気付かせてくれた本です。
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