ラーゴム

日曜日に新聞を読んでいたら、スウェーデンの国で良く使われる言葉に「Lagom ラーゴム」と言う言葉があるようで、意味は「ちょうどいい、程よい」と言う事で、英語では「Just right, enough」 と訳されることが多いようです。
語源は、バイキングが角の盃にお酒を入れ、全員に回るように配分を考えて丁度良い量を飲む 「laget om」(みんなで) が語源と言われています。
要するに、何事も程々と言うのがスウェーデンの物差しのようで、幸せの尺度もこのことから幸福度が高い国のようです。
日本にも「足るを知る」と言う言葉があり、京都の龍安寺のつくばいが有名です。
私も30代の頃にこの言葉を知り、京都の龍安寺に行って見てきたことを思い出します。
どうやら、この時に腑に落ちたこの言葉によって、何においても物足らない自分だと思っていたことに恥じ入り、足っていることを知ったうえで考え行動するように少しは変われたのではと。
以後、事業を継承し何とかやって来れているのは、これまでのお客様によって仕事の元が十分に足っていると言う事を基本として進めてきたからのように思います。ですので、スタッフも同業他社に比べれば落ち着いて仕事ができているのではないかと勝手に自負しております。
勿論経営者ですから、売り上げを伸ばし利益を上げることは必須の事と考えていますが、社員が力一杯働き幸せな人生を送るためにも、「足るを知る」をベースとした経営をキチンと進めていきたいものだと思います。
chisoku

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