我社もかつて、評判を落とした経験があります。
20年近く前、下水道の切替工事（汲み取りから水洗への改修）が盛んだった頃、仕事は次から次へと入り、処理に追われていました。
その頃、「ゲイナンは高い！」と言う声を時折聞く事はありましたが、それ程気にも留めず忙しくしていた事を思い出します。
その後、下水工事も下火になり、弊社の体制もリフォーム専業へと変った頃、あるOBのお客さんから「下水が忙しかった頃のゲイナンは、仕事も雑じゃし、頼んでもなかなか来てくれん言うて、評判が良う無かったんよ！」と言われ、頭を殴られたような気がしました。
それから、急ぎ出来る事からと業務改善を進めてきた次第。
先日、外壁塗装改修の現場でTVが見れなくなる事態が起こり、工事した近くの電気屋さんに言うもなかなか対応してくれず、結局弊社が直したのですが、お客さんは「あの電気屋さんも、ご主人がやりよるときはすぐ来てくれよったんじゃけど、婿さんになってからいけんのんよ～」との事。
社内でこの話をすると、他のお客さんからもこの電気屋さんについて同じような事を聞いたらしく「評判」という物は、チョッとした対応の良し悪しで上りも下がりもすることを見させてくれた。
この事を、対岸の火事とせず、お客様との接点についてしっかりと見直さなければと急かされる思いだ。