ランチェスターの法則と言う戦争における戦闘員の減少モデルを数理化した法則があり、この法則は現在ではマーケティングに応用され広く知られています。
要は、一定の市場においての占有率が高い企業が優位になる、と言うことで我々の業種においても経営する上での参考となります。
我々のような零細企業(弱者:資本力等)は全国を相手に大企業(強者)と同じ方法での営業活動(例:TVCMなど)など出来もしないことは火を見るよりも明らかです。
しかしながら、小さな市場であれば大企業よりもチラシなどの広告宣伝の回数を増やすこともできるので、同等に、いやそれ以上に戦うことは可能になります。
先日、廿日市店のある宮園地区の外壁塗装の完工検査に伺った時、高台からの眺めが良いので見ていると、担当の太田君から「あそこに見えるのが今工事しているS邸です」と指をさして教えてくれました。見てみると、団地の下の方に足場に青いネットがかかっている現場が見え、複数の現場が進行していることが分かりました。
この団地は約4000戸の住宅があり、弊社の廿日市店はメインの入り口の下の方にあります。ここに店を出した理由は、冒頭のランチェスターの法則を知り、広域な広告宣伝を行うよりも、このエリアに限定して他社よりも多くの広告宣伝を行うことに決め出店した経緯があります。
とは言え、出店から10年経ち、そう短期間に市場占有率を上げれている分けではありませんが、こつこつとお客様が増え、先程のような風景を見ることができたことに感慨深いものを感じます。
お蔭様でこの地域からのお声掛けは確実に増えていますが、その分だけ競合も激しく廿日市店スタッフは苦労も多いかと思います。
しかしながら、この地域のお客様に喜んでいただける仕事をキチンと行っていれば地域から愛される店に育ってくれるものと確信します。
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