手すりの高さの違いを体感

住宅技能改善育成協議会が行う多能工育成の研修会で、バリアフリーリフォームの講師を担当しています。

座学では、住まいの各部位でのバリアフリーリフォームについて事例を交えて説明します。

そして、この会の研修の素晴らしいところは、座学だけでなく、研修所に木造の骨組みが4棟分あり、実際に実技を学ぶことができます。

今回のバリアフリーリフォームでは手すりの取り付けを行ってもらいました。

座学では、一般的な高さや体形に合った高さで取り付けることを伝えますが、実際に取り付けて自ら手すりを握ってみないと、どの高さが自分に適しているのか分かりません。

写真のように、階段に一般的な高さ80cmと85cmで取付、階段を上り下りしてもらうと

「たった5cmなのに全然違う!自分には85cmのほうが握りやすい!」と受講生は驚いてくれました。

この「たった5cm」と言うことを自分の体で理解してもらうと、実際にリフォーム現場で手すりを取り付ける際に、使う人にしっかりと確認してもらえるようになります。

実技で体感できる研修が一番身につくはずです。

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