たまに帰ると

10年ぐらい前にリフォームさせていただいたIさんからウォシュレットから湯が出ないとの電話。
半年ぐらい前も湯が出なくて見て貰ったけど、異常は無かったと言われたとのこと。
取り敢えず私が行ってみると、夫人が「私は普段は施設にいて、たまに帰ってくるの。そしたら、お湯が出ないのよ」と、ご主人が亡くなってから体調が思わしくないので施設に入られている事を話してくれた。
と、玄関にお寺さんが現れ、仏壇でお勤めを始めた。
どうやら、ご主人の命日には帰っておられるのだろう。
ウォシュレットはリセットして動かしてみると何とか使えそうなので、次回帰った時の対処方法を伝えて帰った。
仏壇だけが有って、住まい手の居ない家。
いずれ、夫人が帰れなくなったらこの家も空家になってしまうのだろうか。
つい先週も、本社から500mほどのお客様の隣が空家になったと聞いた。
空家の増加が実感として伝わってくる。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする