先日、外壁塗装の相談に併せて耐震の確認のため耐震診断を行いました。
増築時の確認申請を元に筋交の配置などを目視できる範囲で行いましたが、残念ながら図面に記載された筋交は殆ど無く、確認申請の図面が大工さんに十分に伝わらないまま施工されていました。
平成12年の建築基準法改正以前は、現在のような構造をチェックする中間検査は無く、完了時の検査のみで、しかも形式的なものでしたので、これが当時の実態なのです。
ですので、昭和56年の新耐震基準改正後の建物の耐震改修を補助金を出して国は進めていますが、実態はこのようなことですから、それ以降の建物もしっかりと診断する必要を痛切に感じます。
こうなりゃ、熊本のような災害を一件でも減らすためには、外壁塗装の相談の際は無料で耐震診断をやるしかないかなあ・・・