補助金を利用しての耐震改修工事

広島市の耐震改修補助金を利用して工事を行った現場を紹介します。
きっかけは、廿日市店のある宮園市民センターで毎月行っている「生き生き学級」と言う講座を年に一度弊社が担当させていただいており、そこで耐震改修をテーマに話をさせていただいたことがきっかけです。
この話を聞かれたご主人が、築50年の実家を直そうということでご相談をいただきました。
着工前の状況です。
構造:木造軸組み工法・土塗壁
屋根:瓦
外壁:モルタル刷毛引き塗装仕上げ
現況の耐震診断:1階X方向0.38 Y方向0.72
耐震診断に基づき、鋼製ブレスを4カ所と柱頭柱脚の金物補強を3か所行っています。
すべての個所をご紹介すると大変な写真点数になってしまうので、1カ所に絞ってご紹介いたします。
着工前の状況です。
和室の壁は真壁で、土塗壁の上に綿壁を塗って仕上げています。
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床下地・天井は残したままで、土壁まで撤去し外壁下地のラス板が見えます。
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そこに鋼製のブレス(筋違)を取り付けます。
この鋼製ブレスは、床・天井を撤去しなくても横架材に(土台・桁)に施工できるように工夫されており、大工が柱と横架材に取り付けます。
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この鋼製ブレスには、柱頭柱脚を補強する金物もセットされており、併せてそれぞに補強金物を取り付けます。
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この柱頭柱脚金物は、N値(それぞれの柱の引き抜き力)を計算し、所定の金物を取り付けます。
今回の現場では、内部改装を行わない部位では外壁のモルタルを部分的に撤去し、土台と桁に金物を取り付けています。
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このように柱頭柱脚を金物で補強することにより、耐震診断における減点を少なくすることで評点を上げることができます。
鋼製ブレスを施工した壁面はプラスターボードにて下地を施工し、他の壁面同様に珪藻土で仕上げています。
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外壁も、劣化したモルタル部は撤去塗り替えを行い、全体を塗装して仕上げています。
この耐震補強工事によって、0.38だった評点を1.0以上にすることができ、大地震に対しても倒壊を免れるレベルまで補強することができました。

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