耐震診断のための現地調査

耐震

今年も市の補助金を活用した耐震診断を2件行っています。

補助金の対象となる建物は、新耐震基準以前、つまり1980年以前に建てられたもので、構造は在来軸組及び伝統的建築工法の木造2階建て以下です。

今回は現地調査についてご紹介します。

この頃建てられた住宅の建築時の図面は”どこに行ったか分からない?”と言われるお宅がほとんどですので、まずは平面図の作成から着手します。

そして、耐震性能を確認するための筋交の有無や火打ちの有無を天井裏から確認します。

上の写真では断熱材で見えませんが、断熱材の中に筋交が入っていました。

また1階で2階が乗っていて天井裏から確認できない場合は、筋交センサーを使って確認をします。下の写真のように筋交をはっきりと確認できる場合は存在するとして進めます。

また、劣化度の確認も大事なチェックポイントととなります。

基礎が鉄筋コンクリートなのか、無筋コンクリートかを鉄筋センサーで確認し、さらにひび割れ等が発生していないかを、外部と床下からも確認します。

このお宅は、無筋コンクリートでしたが、大きなひび割れ等は確認できませんでした。

これらの調査は2~3時間程度かかりますし、この時期の天井裏は高温なので、汗だくの作業となります。

これらの調査をもとに専用の診断ソフトを使って診断を行います。

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