我が社の支払いは月末締めの翌月末支払
ですので、月末に各現場で仕事をしていただいた職人さんたちに「この金額で請求願います」と言う注文書を送ります。
早いもので私が注文書をまとめるようになって10年
それまでは工務の責任者にやってもらっていましたが、10年前にある工務店の社長さんが会社を立て直すにあたって、発注金額の確認とその責任を自らが行い、利益の上がる企業へと変わらせたと言うことを聞き、私も零細の企業なのだから、私がやろうと決めた次第。
と言うことで、毎月末はパソコンに張り付いての作業となります。
各担当者から来た金額が実行予算となぜ違うのか?原因は見積の甘さ?追加?はたまた施工方法?と色々な要因で予算と異なってきます。
こんなことを毎月やっていると、例えば左官の単価が実際と合わなくなってきていることなどが少しづつ見えてきますので、積算単価の修正を行うことができます。
また、この職人さんは今月少ないけど、段取りがうまく行ってないのではないか?ちょっと職種が違っても、他の仕事をできないか?など、職人さんの動きも金額から見えてきます。
そして一番は、工務担当者が自分の決めた金額をチェックされると言うことで、いい加減な金額を入れることができないと言うことです。
よく、他社の方から粗利益の確保について聞かれますが、精度の高い実行予算を立て、それを執行すれば計画通りの粗利益を確保することができると言う当たり前の話となります。
勿論、すべての現場が実行予算通りに進むわけではありません。計画通りの粗利を確保できなかったとき、その原因は何かを確認し、少しづつ改善していくことに尽きます。
見ている物はただの数字ですが、これらの数字から様々な事が見えてきます。
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