父が昨年末、物を詰まらせて誤嚥性肺炎を起こして以来点滴治療、そして療養型の病院に転院し、口からの摂取が出来なくなったため、胃瘻にて直接栄養をとるようになりました。
お蔭で、体力も徐々に付き、連休は天気が良かったので、屋上に連れ出し、自宅のある大竹方面を眺めました。
自ら言葉を発する事は殆ど無くなってしまいましたが、「あれが、親父が若い頃働いていた三菱レーヨンだよ」と指差すと、僅かですが頷いてくれたようでした。
父の病室の患者さんは、父のように高齢で反応もままならない方もいらっしゃいますが、接してくれる病院のスタッフの皆さんは気さくに声掛けをしてくれます。
そんな父を見ると、父からの言葉はありませんが「老いとは、こんなんだぞ!」と語りかけてくれているような気がします。
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