今弊社が木材を仕入れている、地元の木材屋さんが10月末で廃業すると、集金に来た専務さんが言ったと聞いた。
創業60年で、一時は合板工場も持ち、かなりの業容だったようだが、私が出入りするようになった頃には、工場はマンションとなり、社員数も小人数になっていた。
以後、主要取引先の地場工務店の数は激減し、数年前からは、事務員さんと専務さんとでこなしていたが、専務さんも75歳も超えたので、廃業に踏み切ったのではないだろうか。
近年の新築住宅はプレカット工場へ手配するようになり、地場木材屋さんにはリフォームで使う木材ばかりなので、使う木材も減った上に、ホームセンターが安い価格で垂木などを販売し始じめるなど、30年前とは大きく変ってきた。
要は、市場の縮小と、流通チャネルの変化と言ってしまえばそれまでだが、時代の変化の顕れに違いない。
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