廃業

これまで二十十数年弊社の板金工事をしてきてくれたIさんが昨年末廃業した。息子さんも手伝っておられたが、独り立ちは難しいとの判断からか、80歳を手前に廃業された。
今月、同じぐらい付き合ってきた電気工事屋さんも68歳を迎え、農業もあるのでゆっくりしたいと仕事を止められた。
幸い、両業種とも良い業者さんが見つかったので業務に支障はありませんでしたが、この業界の今が垣間見える。
昨日も工務担当の常務と5年後について話し合ったが、今中心となって働いてくれている大工さんたちも、リタイヤを迎えそうなので、そろそろ準備を始めなくてはと言っていた。
地域を見回してみると、若い大工が独立して営業しているのも見受けられるが、20年前営業していた大工・工務店の半数以上は廃業してしまっており、地域の担い手がいなくなっている事が分る。
こうなってくると、弊社の役割も新築・リフォームはさることながら、小工事の営繕も担える体制も必要となることは明白だ。

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