塗ってはいけない屋根

”塗ってはいけない屋根”と言うショッキングなタイトルですが、実は”塗っても意味が無い”と言うことなのです。

この屋根とは、1996年から2008年にかけてアスベスト禁止を受けたパミールと言うカラーベストのことです。

この脱アスベストを謳ったカラーベストですが、残念ながら屋根材としての性能が10年程度しかなく、表面に塗装をしても屋根材自他の剥離・めくれが起こり、揚句に水を吸ってしまい割れてしまうと言う屋根材なのです。

ですので、対策とすれば葺き替えかカバー工法と言うことになります。

実は、私の家も1999年に大改修した際に屋根材としてこのカラーベストを採用していました。5年前に太陽光発電を設置する際に、屋根材耐久性向上のため塗装を行っていました。

昨年、このカラーベストが原因ではないのですが、雨漏れが発生した際屋根に上がってみると、塗装してきれいなはずのカラーベストが捲れたり割れたりしていました。

結局あまりにも状態が悪いのでカバー工法で補修することとし、目下施工中ですが、チョット腑に落ちないので調べてみると前述の事。

既に施工から20年近くたっているので製造者責任は問えないと思いますが、この時期多く採用された屋根材ですので、屋根の塗装の依頼を受ける時は要確認知る必要があります。

塗装の難しいモニエル瓦にカラーベストのパミール

事前の確認の精度を上げるためにもドローンが欲しいですね!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする