大谷本廟納骨の帰りに、神戸別院(通称:モダン寺)に寄りました。
この寺院は、一昨年前に亡くなった義兄(僧侶)が亡くなる前に講演をこの神戸別院から依頼され、最期の講演をしたご縁のある寺院です。
姉が是非義兄の縁のある神戸別院にお参りしたいとの意向で参拝した次第です。
建物は、神戸で通称モダン寺と言われるように、インド様式の建物です。
平成7年、震災の時に建て替えられ、インド式とは言うものの、築地別院のような重厚さは無く
「お寺」を連想させない建物です。
インド仏教様式の斬新なデザインは、昭和五年に建てられた旧寺院より受け継がれたものだとのこと
幕末以降の海外との交流により、多くの異人館が点在し、南京町が広がるエキゾチックな町並みの中でも、ひときわ異彩をはなっているのが本願寺神戸別院です。
本堂は、別院では珍しく内陣に畳を用いず、内陣の椅子は象さんがデザインされているなど、これまで見たことも無い本堂となっていました。
神戸別院の方の説明で「今度、この別院に来られる際には、タクシーで神戸別院と言っても分からない運転手さんが多いですが、モダン寺と言ってもらったら皆わかりますので・・・」とのこと
昭和の初期にこの建物のデザインを決められた大谷さんのインドへの思いの強さが伝わってきます。