一昨年の大阪での地震によるブロック塀の倒壊で小学生が亡くなる事故以来、老朽化したブロック塀の改修の依頼をいただいています。
今回の改修させていただいたブロック塀は擁壁基礎の上に高さ1.2mの化粧ブロックで塀を作っていました。施工以来40年以上経っており、ひび割れなども多く発生していたので、地震で倒れはしないかと心配されていました。
今回の工事では擁壁から上の化粧ブロックを撤去し
倒壊しにくいようにするために、ブロックを2段積みその上に軽いアルミフェンスを施工しました。
これで、大きな地震が来ても倒壊して他人に迷惑をかけることが無いと安心していただきました。
さて、参考までに国交省によるブロック塀のチェックポイントをご紹介します。
長いことこの仕事をしてきましたが、一般住宅のブロック塀で1.2m以上の場合、この基準に合致している塀はほとんど見ることはありません。
熊本地震の直後に視察に行った時にも、あちこちでブロック塀が倒壊していました。万が一倒壊したらどうなるかを検討され、今回の施工のように、倒壊しにくい形状にされることをお勧めします。