木構造

先月白川郷で合掌造りを見て来ました。
ご存じ、合掌造りは大きな三角屋根の建物で、専門的に言えば
軸組み構造の上に合掌となっている小屋組みが乗っていることが特徴です。
この軸組部と小屋組み部が明確に分かれている理由は、軸組部は
専門の大工が行い、小屋組み部は地域の住民が力を合わせてて作るからとのこと
確かに、写真のように小屋組みは丸太で縄で接合し、少々手荒い仕事に見えます。
長年近隣の者で力を合わせ、一件の家を作り上げてきたことに、地域の人々の密接度を感じますが、
また、そのようにして力を合わせなくては生きていけない、厳しい風土であることも分かります。
紅葉の中での白川郷は本当にきれいですが、この建物の由来を知る時、この地の風土の厳しさを教えてくれます。
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