「寒冷紗」と書いて「かんれいしゃ」と読みます。
この網で編んだような巾5cm程度の布のようなものを、プラスターボードなどの継ぎ目に貼り、珪藻土を塗るための下地処理に使います。
写真は、その寒冷紗を左官さんが貼っているところ
この後、下塗りを行い、仕上げの珪藻土を塗る工程となります。
料理もそうですが、このような下準備をきちんとする事で、後々のひび割れなどを未然に防ぎ、いつまでも綺麗な仕上げとして楽しむ事ができるのです。
でも、仕上げには見えない工程は省かれやすく、これを一般的に「手抜き」と呼ばれますが、残念ながら完成直後では分りません。
勿論、施工管理でしっかりとチェックすることも大事ですが、仕事に対する「誇り」を持った職人が行う事で「手抜き」などは起こるはずもありません。
企業としての姿勢を現場で働く人一人一人まで浸透させる事が大事であることを、職人さんから教えられます。
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