三階建て

現在計画中のO様邸は三階建てで計画中。
意匠計画もほぼまとまったので、構造計算に取り掛かるべく構造屋さんと打ち合わせ。
二階建ての木造建築物は、建築基準法で4号特例と言う扱いで、構造計算をしなくても良いと言う事になっていますが、三階建ては特例扱いがないため、柱・梁など一本一本の座屈やたわみの計算をして規定範囲である事をチェックします。
つまり、膨大な計算となりますので、専用ソフトが無いとできません。
そこで、構造計算に二週間。
確認申請が降りるまでに早くて一ヶ月、長ければ二ヶ月とのこと。
と言う事は、三月中旬に既築建物を解体して、その後確認申請を出せたとしても、着工は早くて四月中旬、遅ければ5月中旬となってしまう訳ですので、当初目標のお盆までに入居は難しくなりました。
しかし、ルールは守らなければならないので仕方ありません。
ですが、この4号特例の撤廃が漏れ聞こえてきますが、今回の三階建ての申請の手間を見ると、撤廃したら大混乱してしまい、普通の二階建てが建てられなくなる事は容易に想像できますな。

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