月末のリニューアルイベント、そして月初には東京出張、千葉での同業者の会でのお話など慌ただしい日々でした。
そんな中、東京での午前中だけぽっかりと時間が空いたので、気になっていた建築展に行って来ました。
広島在住の建築家「三分一 博志氏」の建築展
犬島のプロジェクトや宮島弥山の展望台など、瀬戸内に根ざした設計活動をされています
建築が“いかにして地球の一部になりうるか”を一貫したテーマとして作品をつくり続けておられ、設計にあたって事前にその地の、「風、水、太陽」をリサーチし、そのリサーチに基づいた設計をされていることがよく分かりました。
外のバルコニーでは、水を張ってその水面の風の状態が分かるようなひらひらが付いたスティックが等間隔で配していました。
暫く、そこの椅子に座って風を感じながらひらひらを見ていると、その広くもない空間に通る風の向きや強さが多面的であることがわかり、この風が、時間・季節・気温でどのように変わるのか見てみたくなりました。
私たちのリフォームでは、都合の良い時間に訪問し、その室内空間だけを確認し計画しています。
しかしながら、そこに住む人は、季節の移ろいを感じながらその空間で過ごすわけですから、もっとその住まいを取り巻く環境を踏まえて計画しなくてはと考えさせられます。
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