先日、建築士事務所協会主催の耐震診断講習会に行ってきました。
今回は、講師の方が建築防災協会が改定した内容に基づいて、自分で作成したソフトでの研修。
改定内容など詳細な点は現実に即して理解できましたが、相変わらず劣化度による低減係数などは、保有耐力の詳細な計算に比べ、現場調査任せの「エイヤー!」的な算定には違和感があります。
何が何でも評点を1.0以上にしなさい!と言う指導では数字をつついて1.0以上に誤魔化すことも可能なので、関西地方で採用されている、0.7以上で、現況よりも0.3耐震性を向上させると言う改修計画の考え方の方が現実的で、かつ改修にも無理がないのではと思います。
広島県では、耐震に対する意識が低く、診断への補助をしている市町村のほとんどで申し込み枠が余っているとのこと。
どうやら、もう一度芸予地震程度が来ないと意識が変わらんかも知れませんね。
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