今回の大震災の影響で、関東地方では液状化による災害が社会問題となっています。
昨日、地盤調査などの講習会が広島であったので、参考になればと話を聞いてきた。
これまで住宅の建築においては地盤調査はスウェーデンサウンディング方式と言う方法で支持層までの調査をしていましたが、ボーリングによる調査のように、実際に地盤を取り出して調べるわけではないので、かなり実際とは異なる調査結果が出、しかも、液状化が起こりやすいかどうかの判定には不向きであるとの事。
今回の震災では、かつて湖沼だった所を昔田んぼにし、そして住宅地にした地域などが液状化が起こっているが、これまでの調査方法を鵜呑みにしただけでは予測できるはずも無い。なるほど!
話を聞いてみると、新しい調査方法のPRでもあったようだが、これから家を建てる人で、その土地がかつでは何だったのか位は自分で調べるべきで、不安であれば、地盤調査をするべきでしょう!
われわれ、業者も地盤調査の方法を、SWS方式だけでなく、昨日聞いたSDS方式や確実な標準貫入試験で事前に調査し、適切な施工をしなければ、これら事故が起きたときの責任から回避できないと痛感した。