リフォームに併せて段階的な耐震補強

本日進行中の現場は、洋間を改装しているI様の現場です。
I様邸は築37年。
2年前に耐震診断をさせていただき、1階のY方向の評点が0.6でした。
その後、まずキッチンのリフォームで評点を0.8まで上げ、今回の洋間の改修でほぼ1.0まで評点を上げることができました。
今朝、解体が終わり構造と隠ぺい部が見れるとのことで中間検査に行ってきました。
2年前耐震診断の際にも外側からの目視で基礎が健全でしたが、室内面からもクラックを確認することはなく、非常に健全な基礎でした。
床下も高さが十分にあり乾燥状態。
ただ、筋違の脚部が腐食していたので、大工が取り替えるべく外していました。
やはり、構造を露にしてみると柱の位置が一か所想定と異なるものあったりと、解体時にしっかりと構造を確認することを痛感しました。
施工状況は、鋼製束の固定や、柱頭柱脚への金物での補強状況を確認、お客様に状況を報告し、安心していただきました。
このように、今回のI様邸は部位別のリフォームを段階的に行っても、キチンと耐震計画を立てることで評点を上げることができる実例となります。
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