ランチェスターの法則に二乗の法則と言うものがある。
そもそも戦争で戦うために用いられたのがランチェスター理論であるが、中小企業の経営戦略に広く活用されている。
この二乗の法則とは簡単に言えば、三人対五人が戦った場合、その戦力の比は、3:5ではなく9:25になると言うもの。つまり、見かけの差よりも実際は戦力の差は成果に大きく影響すると言う事。
そこで、我々零細企業は、広いフィールドで戦えば大手に立ち向かえるはずも無いが、地元の小さなエリアであれば対等、いや対等以上に戦う事ができる。だから、零細も生き残れているとも言える。
なかなか売上を伸ばす事が難しい現在、売り上げを伸ばすために経営者は商圏の拡大を図るが、当然のことながら、競争相手は増え、より強い相手と戦わなくてはならなくなる。その結果疲弊してしまう。
確かにそのストーリーは一時は華々しく見えるものの、いつの間にか縮小していたり、また消えうせてしまっている例は皆さんご存知の通り。
自社の実態を調べてみると、地元大竹市の持ち家の35%が我社のお客様である事が分った。なるほど、大竹市では沢山のお客様に囲まれているためか、仕事もし易く、お客様とも良い関係ができているように感ずるが、廿日市店ではまだまだ苦戦が続き、廿日市店に行った宮本店長は苦労している。
そこで、廿日市店の対象エリアを店舗のある地域に限定して集中して活動を行えば、そのエリアでの強者になれるわけだから、これまで以上の地域密着戦略を腰を据えて行えば、大竹のような市場になる日も遠くないと思う。頑張れ宮本店長。
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