補助金を活用した耐震補強工事を行っています。
昭和51年に建築された築49年の旧耐震基準の2階建て木造住宅
耐震診断による現況の評点は0.86と当時の建築物にしては良い評点ですが、とは言え安全基準の1.0を下回っています。そこで、市の耐震改修補助金を活用して補強を行うこととしました。
補強計画は、耐震補強することで1階部分の評点0.86を1.22まで引き上げる計画です。コストを抑えるためにも洋間一部屋を補強することで計画しています。
掛かる費用は120万円ほどですが、それの80%が補助されるため、実質的な負担は20万円台で安心できる住まいとまります。
それでは施工状況をご覧ください
着工前


解体状況:仕上げ材を撤去して構造材(柱・梁)を出します。


補強工事
①柱頭柱脚金物:柱と横架材(土台・梁)を金物で緊結
地震の揺れによる柱の抜け防止


②耐震補強合板の施工:地球樹Mクロス
この下地材はクロス下地と耐力壁を兼ね備えた材料で、これまでの補強合板による施工だと、補強合板の上に更にクロス下地材を施工する必要があったため、大幅に省力することができます。しかも認定されている施工方法は、床勝ち、即ち、床はそのままで上の横架材までの施工となっていますので、床を壊さずに施工できる補強材です。
1.所定の受け木(間柱・胴つなぎ)を施工
2.所定の釘N50を外周は10cm・中通りは15cmピッチで固定



以上の施工方法で行っています。
完成しましたらまたご覧いただきます。
河野


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